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ブレインパッドとADK、IPビジネス向けのAI活用にて協業

ブレインパッドとADK、IPビジネス向けのAI活用にて協業
生成AIなどの活用を推進する「共創Labo」を共同で設立、ゲーム・コンテンツ業界の企業との共創でマーケティングソリューションを開発

 株式会社ブレインパッド(所在地:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下 ブレインパッド)と株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長 グループCEO:大山 俊哉、以下 ADK)は、IP(知的財産)ビジネスを対象としたマーケティングソリューションやメソドロジーの開発に向けて協業することを発表いたします。両社は生成AIの活用などを推進する「共創Labo」を共同設立し、ゲーム業界やコンテンツ業界をターゲットに市場展開を図ってまいります。

 本協業は、ブレインパッドのデータサイエンスやエンジニアリングの知見と、ADKの広告・マーケティングコミュニケーションやCX、クリエイティブにおける知見を組み合わせ、市場展開を図るものです。両社は共同で顧客に向けた提案を行うほか、新たなマーケティングソリューションやメソドロジーの共同開発を推進してまいります。加えて、「共創Labo」は、企業様向けにカスタマイズされたソリューションや汎用ソリューションの共同開発機能を担います。

 本協業は、自社コンテンツ(IP:知的財産)を有し、コアファンの育成がビジネスにおいて重要指標になり得るあらゆる企業をターゲットしています。具体的には、ゲームや出版のほか、映画、放送、玩具/グッズ、テーマパークなどの娯楽施設、音楽やタレント/アイドル、教育(アプリ)と多岐にわたります。両社はこうした業界/ターゲットに向けて、①コンテンツ制作の業務を効率化するデジタル活用、②プロダクトライフサイクル・生存期間の分析やモデル開発、③コンテンツファンを生み出すための顧客体験設計やデジタル活用、④新商品の売上予測やモバイルゲーム課金予測等の新規モデル開発を提供していく考えです。加えて、これらを「共創Labo」にて取り扱い、顧客のビジネスを支援していくにあたり、ブレインパッドとADKはすでに以下2つのツールを共同開発しました。


Vision Link AI
 マルチモーダルAI(*1)を活用して、編集・参照業務の効率化を支援するツールです。アップロードした画像・イラスト・映像をAIが意味付けし、フリーワードや類似画像で検索可能にすることで編集業務や販促企画時に過去のアセットを容易に検索・活用できるようになります。これによりタグ付けなしで画像などの非構造データの検索を可能とし、過去のアセットから情報を容易に抽出できるようにすることで、業務工数や負担を最小化します。

LTV AI Simulator(仮名) 
 ペルソナ×ユーザランク別のLTV(顧客生涯価値)およびその変動を可視化するシミュレーションダッシュボードです。短期的な収益効果のみに囚われず、自社コンテンツのコアファンを育成するためのブランド戦略やブランドロイヤリティ向上施策による中長期的な収益への貢献度を見える化することで、施策のROIを評価することができます。さらには、LLMを用いたアンケート解析による顧客理解の深化や、数理モデル・機械学習モデルを用いた予測モデルを活用し、顧客理解の深化とデータドリブンでの意思決定を目指します。

 ブレインパッドとADKは、本年5月よりターゲットアカウントに向けて先行PoCを提案し、7月より数社に対してソリューションの設計やモデリングを開始することを目標としております。また、Vision Link AIは本年10月、LTV AI Simulatorは来年1月の有償PoC開始を目指します。

 ADKマーケティング・ソリューションズ 執行役員 データ&ソリューション開発担当 兼 マーケティングインテリジェンス本部長 である竹下 伸哉氏は、次のように述べています。
「ブレインパッド社の豊富な分析手法と、ADKグループが有するIP・コンテンツビジネスの知見と経験、さらには両社の最新の生成AI技術への取り組みを組み合わせることで、業界への提供価値とマーケティングサービスの品質をさらに向上させるための挑戦的な取り組みです。この強力なパートナーシップを通じて、様々なパートナーさまのビジネス拡大に一層貢献し、エンターテインメント業界の未来を牽引してまいります。」

 ブレインパッド 代表取締役社長 CEOである関口 朋宏は、次のように述べています。
「広告・マーケティングの世界はデータ活用、特に生成AIにより生産性や仕事の形が大きく変化する可能性を秘めており、日本においても注目の領域となっています。ADKグループとブレインパッドが両社の強みを活かして共創することにより、日本が世界に誇るコンテンツビジネスがより魅力的な業界へと進化することを期待しております。」


(*1)マルチモーダルAI:テキスト、音声、画像、動画、センサ情報など、2つ以上の異なるモダリティ(データの種類)から情報を収集し、それらを統合して処理するAIシステム


■参考情報
株式会社ブレインパッドについて
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード 3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2023年6月30日現在)
従業員数:590名(連結、2023年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズについて
 マーケティング領域全般における統合的なソリューションをフルファネルで提供。2021年に始動した事業ブランド「ADK CONNECT」がフラッグシップとなり牽引するデジタル&データドリブン・マーケティング領域では、専門性の高いスペシャリストが組織横断で集結し、クライアントのビジネス成果に貢献する「価値ある顧客体験」をご提案します。

*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。

以上

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