DX推進企業が共通して抱える悩みのひとつは、「持続的な経営効果や自社の強みにつながる分析テーマ/サービス価値」が見つからないことにあります。たとえば、みなさんは次のような課題を抱えてはいないでしょうか?
- いますぐ使えるデータや生成AIなどのトレンドに飛びつき、分析が経営効果につながらない
- 事業部にヒアリングするものの、足元の課題や既存データありきのテーマしか出てこない
- 自社事業とデータを組み合わせて、競争力を生み出す道標のようなテーマが見つからない
ブレインパッドでは、これら状況を打開するため「お客さま社員」と「ブレインパッド社員」が一体となって分析テーマ/サービス価値を探索する「共創型ワークショッププログラム」を提供しています。
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データ・AI活用の最大の課題は「分析テーマ」
DXに取り組む多くの企業は、自社の事業やプロダクトにデータ活用を取り込むべく、日々尽力しています。DXをはじめたばかりの時期は目の前に絶対にやるべきことが山のように存在し、簡単ではないもののDXを着実に前進させる方向が見えています。しかし、どの企業もDXの取り組みが成熟するにつれて、少しずつ「良いテーマ」すなわち「持続的な経営効果や自社の強みにつながる分析テーマ/サービス価値」を見つけることが難しくなっていきます。
これは、企業のDXで解くべき課題がより複雑化し、全員が満足するような一意の解が定まらない状況になっていることを示唆します。このような状況では、データ活用の取り組みが小さな業務改善に留まったり、単発の成果で終わったりといったことが目につき始めます。実は2周目のDXとも呼ばれる近年では、このことがデータ活用・AI活用の最大の課題になっています。
では、この課題を引き起こす原因は何なのでしょうか?ブレインパッドの過去1,400社企業を超える支援実績に照らし合わせると、この原因は次の3つの課題に帰着します。
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現場業務を
理解しきれていないいますぐ使えるデータや生成AIなどのトレンドに飛びつき、効果が出てこない
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目指す方向が
定まっていない事業とデータを組み合わせ、競争力の源泉として道標になるテーマが見つからない
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成功パターンを
見つけられていない事業部にヒアリングはするものの、足元の課題やデータありきのテーマばかり
これら課題には、みなさんもよく直面しているかもしれません。たとえば、
- DX推進部門が現場業務の詳細や困りごとを把握しきれておらず、データやAI活用を事業にカスタマイズしきれていない
- DX推進部門として、「自社事業×データ/AI」のビジョンやシナジーを言語化できてなく、注力したい方向性が定まらない
- データ/AI活用に関する課題は複数見えているものの、成功につながる勝ちパターンがわからずに優先順位を付けられない
といった声を耳にしたことはないでしょうか。この課題の解決の鍵は、他ならぬ「良いテーマ」です。良いテーマなしに、DXが機能することはありません。ブレインパッドでは、この悩みを解決するプログラムを提供しています。
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テーマ探索を成功に導く「共創型ワークショップ」
データ活用を事業と一体化させ、持続的な経営効果を創出しながら競争力を高めていくためには、どうすればよいのでしょうか?ブレインパッドでは、対話コミュニケーションからクリエイティブを生み出す専門企業である株式会社インフォバーンと連携し、「お客さま社員」と「ブレインパッド社員」が一体となって価値の高い分析テーマ/サービス価値を発見する「共創型ワークショッププログラム」を提供しています。
価値の高い分析テーマ/サービス価値は、「ドメイン知識」「組織ビジョン」「データ活用知見」の3要素の統合によって生み出されます。
- ドメイン知見 : 業界・業務・顧客への理解(お客さま社員がもつ強み)
- 組織ビジョン : 組織ミッション・文化・事業状況の理解
- データ活用知見 : 同業界・他業界の先進事例や技術の理解(ブレインパッドがもつ強み)
しかし、異なる組織がもつケイパビリティを統合することは簡単なことではありません。そこでブレインパッドとインフォバーンでは、「デザイン思考」を用いて3つの要素を統合し、意見とアイデアを引き出します。インフォバーンは、デザイン思考を取り入れたアプローチで新しいサービスや製品を作り出すプロフェッショナルです。デザイン思考を用いることで、単なる課題解決ではなく、人間中心の考え方で問題を定義し、分析テーマやサービスの行き詰まりを解消します。
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共創型ワークショップのサービスメニュー
ブレインパッドでは、「分析テーマ探索」と「サービス価値探索」に特化した2つのプログラムを提供しています。プログラムの内容は、お客さまの課題やご要望に合わせてカスタマイズ可能です。
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デザイン思考による分析テーマ探索プログラム
足元の課題解決だけでなく、ビジョンから強みを生む分析テーマを発見
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デザイン思考によるサービス価値探索プログラム
顧客ニーズとサービス提供価値を言語化し、真に提供すべき機能を設計
分析テーマ探索プログラム
「分析テーマ探索プログラム」では、先進事例をインプットに組織ビジョンを言語化し、未来の課題と提供価値を往復する中で分析テーマを発想します。
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Day 1. ビジョンデザイン
先進的なリサーチ情報から個人・組織の価値観を発掘し、中長期的・本質的な視点で課題を捉えます
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Day 2. 課題/価値デザイン
事前リサーチを踏まえ、事業ごとの「現在/未来の課題」「新しくできそうなこと/やりたいこと」を発想します
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Day 3. 分析テーマデザイン
課題/価値マップから「問い」を発想し、「課題×価値×問い」を往復しながら分析テーマを発想・深掘ります
- プログラムに適したお客さまの課題(例)
- 事業部にヒアリングするものの、足元の課題や既存データありきのテーマしか出てこない
- 事業とデータを組み合わせて、自社の競争力を生み出す道標のようなテーマが見つからない
- 想定アウトプット
- 組織ビジョン
- 業務領域の課題と提供価値
- 組織ビジョンに沿った本質的に取り組むべき分析テーマ
サービス価値探索プログラム
「サービス価値探索プログラム」では、ターゲット顧客・サービスの提供価値を定義し、新規/既存顧客のニーズにマッチしたサービス/機能を設計します。
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Day 1. ターゲット顧客と提供価値の発見
新規/既存の顧客ペルソナとサービスの関係性を明らかにし、顧客と提供者がWin-Win関係を築く価値を探索します
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Day 2.提供価値と顧客ニーズを満たす機能の発見
ペルソナ別の顧客ニーズとサービス価値を整合させ、真に提供すべきサービス/機能を特定します
- プログラムに適したお客さまの課題(例)
- 潜在/既存顧客の理解が曖昧で、どの顧客をターゲットにすべきかを定義できていない
- 開発しているサービスの新機能が、どのような顧客ニーズを満たせるか言語化できていない
- 想定アウトプット
- ターゲット顧客のペルソナ
- 提供価値/機能/顧客ニーズ/ターゲットペルソナの関係図
- サービスコンセプトポスター
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テーマ探索の一歩先へ
「人財育成×実務併走」を組み合わせたワンストップ支援分析テーマ/サービス価値の探索プログラムを活かすためには、発見したテーマを実践し、経営効果の創出につなげていくことが欠かせません。しかし、データ活用の業務実装は現場が今やっている業務オペレーションを変えることでもあり、簡単なことではありません。この変えるということのハードルを乗り越えるには、クライアント組織で信頼される人材の育成が必要です。
ブレインパッドでは、分析テーマ/サービス価値の探索プログラムと一体化して、データ活用人材を育て、育成した人材による業務実装を支援する一気通貫型のサービスを提供しています。「持続的な経営効果を生み出す分析テーマが見つからない」「活躍できるデータ活用人材が育たない」といったお悩みがありましたら、まずはブレインパッドにご相談ください。
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01
AIビジネスプランナー
養成講座企画を立てるために必要な
基礎知識を身につける -
02
分析テーマ探索
プログラム取り組むべきテーマを
発見するための土台作り -
03
育成計画の策定
目指す姿と現状のギャップを
埋めるプランニング -
04
研修プログラム提供
データ活用の自走化を
実現するための人材育成 -
05
分析の型化と伴走支援
経営効果の創出と自走化を
短期間で達成
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